利便性と水辺の魅力が融合する「大井競馬場前」の住環境を徹底解説

品川エリアからほど近く、東京モノレール沿線の「大井競馬場前」。競馬好きの方にとっては有名な地名ですが、実は最近、マンション開発や周辺インフラの整備により住みやすいエリアとして注目されています。駅名のイメージから「騒がしい場所なのでは？」と思われがちですが、周辺は落ち着いた住宅街や自然スポットが点在し、東京都心へのアクセスも良好です。本記事では、大井競馬場前の住みやすさや特徴、歴史、主要駅へのアクセスなどを詳しくご紹介します。加えて、家賃相場や中古価格相場、実際に暮らしている人の印象・口コミなど、住まい選びの参考になる情報をまとめました。最後に周辺施設も10か所ピックアップし、それぞれの概要を記載していますので、ぜひご確認ください。

1．大井競馬場前の住みやすさと特徴

1-1．都心部へのアクセスが良好

大井競馬場前は東京モノレール羽田空港線の駅で、JR山手線とつながる浜松町駅まで乗り換えなしで約10分程度。さらに、駅から少し離れた場所にあるりんかい線や京浜急行線へのアクセスも可能で、都心や羽田空港方面への移動がスムーズです。通勤・通学だけでなく、出張や旅行の際も利便性を実感しやすい立地となっています。

1-2．臨海エリアの開放感

東京湾沿いの臨海部に近いこの地域は、海風が気持ちよく抜ける環境が特徴です。特に休日には近隣エリアの大井ふ頭中央海浜公園やお台場方面へ気軽に足を運べるため、ショッピングやレジャーも楽しみやすいでしょう。また、水辺ならではの開放感や景観の良さを日常生活の一部として感じられるのは、このエリアならではの魅力といえます。

1-3．静かな住環境

駅名から受ける印象と異なり、競馬場の敷地は広大で、実際には住宅地と競馬場の境界にある敷地が多くを占めています。そのため、競馬開催日以外は人混みであふれることも少なく、比較的落ち着いた雰囲気があります。住宅街にはマンションやアパートが点在しており、防犯意識も高く、生活しやすい環境が整っていると言えます。

1-4．商業施設はやや少なめ

品川や大井町、天王洲アイルなど大型商業施設が集まるエリアまでは電車やバス、自転車で行き来するイメージです。駅周辺にはコンビニや小規模の飲食店、スーパーなどが点在しているものの、買い物は少し足を伸ばす必要があるかもしれません。ただし、近隣に大井競馬場のイベントスペースなどがあるため、季節ごとのフリーマーケットや催しを楽しめる機会もあります。

2．大井競馬場前の歴史

東京モノレールが開業した当初から存在する駅ではなく、競馬場へのアクセス向上を目的として設置されました。大井競馬場自体は昭和初期に開場しており、長年にわたり都民に親しまれてきた娯楽施設です。
周辺は工場や倉庫などの臨海部開発が進められてきましたが、昭和後期から平成にかけては港湾部再開発計画が加速し、商業施設や住宅地としてのポテンシャルが注目されるようになりました。駅周辺にもマンションが建ち始め、近年では羽田空港の国際化や観光需要の高まりを背景に、アクセス面での利点を活かした街づくりが進行中です。

3．主要駅までのアクセス

大井競馬場前駅は東京モノレール羽田空港線の途中駅です。主なアクセス例は以下の通りです。

浜松町駅：東京モノレールで約10分
（浜松町駅からJR山手線などに乗り換え可能）
羽田空港第3ターミナル駅：東京モノレールで約15分
（国際線利用に便利）
品川駅：京急線へ乗り換えまたはバス利用で20～30分程度
大井町駅：りんかい線やJR京浜東北線が利用可能。バス利用も選択肢。15～25分程度
東京駅・新宿駅など：浜松町や品川での乗り換えを活用、30～40分程度

新幹線や空港を含め、主要ターミナルへの移動がしやすいため、通勤や遠出が多い方には好立地といえます。

4．大井競馬場前の家賃相場

山手線や品川エリアへの近さ、また空港アクセスにも優れていることから、家賃相場は23区内でもやや高めの水準になりがちです。ただし、駅周辺には比較的築年数のあるマンションもあり、広さや築年を妥協すればリーズナブルに暮らせる物件も見つかる可能性があります。おおまかな目安としては以下になります（物件により大きく異なる場合あり）。

1R・1K：7万～9万円前後
1LDK～2DK：10万～13万円前後
2LDK～3DK：13万～18万円前後
3LDK以上：15万～20万円以上

海や運河沿いなど眺望が良い部屋、もしくは駅徒歩5分以内の物件は相場よりも高めに設定される傾向です。一方で徒歩10分以上のエリアや築古物件は下落する場合もありますので、希望条件に合わせて選択するのが大切です。

5．大井競馬場前の中古価格の相場

湾岸エリアは都心部に比べると土地の余裕があるため、比較的新しい分譲マンションが建ちやすいのが特徴です。中古物件の価格相場は近隣の臨海地域と同様、利便性と眺望の評価によって大きく変動します。

中古マンション（2LDK～3LDK）：4,000万～6,500万円程度
中古戸建て：エリア自体に戸建て数が少なく、5,000万～7,000万円前後

駅周辺はマンション開発が主体のため、築年数が浅めの物件が多く出回ります。住宅設備やセキュリティ面が充実しているマンションが多いこともあり、ファミリー層からの人気も高いです。

6．みんなの駅の印象・駅の口コミ

6-1．アクセスの良さが一番の強み

「羽田空港や品川への移動がとにかくスピーディ」「出張や旅行が多い人に嬉しい」といった意見が多数見受けられます。大井町や田町、浜松町などへも短時間で行けるため、仕事の面でもプライベートの面でも評価が高いです。

6-2．意外と静かで過ごしやすい

競馬場の開催日以外は人通りが少なく、落ち着いた雰囲気があると感じる人が多いです。「騒がしいイメージとは違い、暮らしてみると静か」「夜間も安心して歩ける」との口コミがあります。

6-3．買い物や外食は少し遠出が必要

駅周辺には日常的な買い物ができる施設はあるものの、大きなショッピングモールなどは近隣駅まで移動する必要があります。ただし、自転車圏内に大井町・品川シーサイド・天王洲アイルなど大型商業施設があるため、不便というほどではないようです。

6-4．海や運河の景色に癒される

高層階のマンションに住んでいる人からは「ベランダや共用廊下から海が見える」という声が多く聞かれます。休日には海沿いを散歩したり、少し足を伸ばしてお台場方面に遊びに行くなど、水辺のアクティビティを楽しむ人が増えています。

7．大井競馬場前周辺の主要施設10選

ここでは、大井競馬場前駅周辺を中心に、暮らしに役立つ施設・スポットを10か所ご紹介します。

まいばすけっと南大井店
小規模ながら生鮮食品や日用品を取り揃えるスーパー。駅から徒歩圏内で、遅い時間まで営業しているため、忙しい人も利用しやすい。
まいばすけっと南大井店
マクドナルド大井競馬場前店
ちょっとした休憩や軽食に便利なファストフードチェーン。ドライブスルーの有無は店舗ごとに異なるので事前に確認を。
マクドナルド大井競馬場前店
ドラッグセイムス南大井店
医薬品だけでなく、日用品・コスメなども豊富にそろうドラッグストア。ポイント還元でお得に買い物できる。
ドラッグセイムス南大井店
大井競馬場内のフードコート
競馬開催日には多種多様なフード店が開店するスポット。普段は利用が限定的だが、開催日にはグルメフェス的な楽しみ方もできる。
東京シティ競馬（TCK）
大井競馬場前駅構内ショップ
駅の構内にある小規模店舗。新聞や雑誌、飲み物などを購入できる。通勤・通学時にちょっと立ち寄りやすい。
東京モノレール公式サイト
大井警察署大井競馬場前交番
駅近くの交番。周辺のパトロールもしっかり行われており、地域住民からも安心感が高いと評判。
警視庁交番一覧
大井保育園
地域の公立保育園。駅からやや離れるが、園庭が広くのびのびとした保育が行われている。
品川区公式サイト
しながわ水族館
少し足を伸ばした先にある公共施設的な水族館。子どもから大人まで楽しめる人気スポットで、休日には多くの家族連れが訪れる。
しながわ水族館
大井ふ頭中央海浜公園
広大な敷地を誇る公園で、バーベキューやスポーツ、散策などアウトドアを楽しめる。都心部とは思えないほど自然豊か。
大井ふ頭中央海浜公園
東京都立八潮高等学校
駅から徒歩圏内ではないが、周辺地域の公立高校として知られる。多彩な部活動が盛んで、地域連携の行事も行われている。
東京都立八潮高等学校

8．まとめ

大井競馬場前は、東京モノレールの駅として羽田空港や浜松町方面へ乗り換えなしでアクセスできる利便性が最大の強みです。駅名のイメージに反して、周辺は落ち着いた住宅街が広がり、防犯面や住環境においても安心できる要素が多いと言えます。買い物施設は駅周辺に限られるため、隣駅や少し遠出して品川方面の大型商業施設を利用する人も多いですが、自転車やバスの活用次第で不便さはあまり感じないでしょう。
また、臨海エリアならではの広々とした公園や海辺のレジャー、そして競馬場のイベントなど、休日の過ごし方も多彩です。賃貸物件や中古物件の相場は少し高めですが、都心部へ短時間で出られることや、休日にリフレッシュしやすい環境を考慮すると、十分検討に値するエリアではないでしょうか。仕事とプライベートの両立を目指す方や、空港をよく利用する方には特におすすめです。