品川シーサイド駅の魅力を徹底解説：特徴・歴史・アクセスから物件相場まで

はじめに

品川シーサイド駅は、東京都品川区東品川四丁目付近に位置し、りんかい線が乗り入れるウォーターフロントエリアの主要駅の一つです。オフィスビルや大規模商業施設が建ち並び、近年はマンション開発も活発に行われ、ビジネスと居住が両立する先進的な街並みが広がっています。もともとは工業地帯や倉庫街のイメージが強かったエリアですが、平成以降の再開発によって急速に変貌を遂げました。ここでは品川シーサイド駅の特徴や歴史、主要駅へのアクセス、家賃相場や中古価格の相場をわかりやすく解説し、最後に周辺おすすめスポットを10選ご紹介します。

1．品川シーサイド駅の特徴

1-1．再開発が進む先進的な湾岸エリア

品川シーサイド駅の周辺は、オフィスビルと大規模マンションが混在しているのが大きな特徴です。オフィス街として多くの企業が集まる一方、通勤・通学の利便性を求めるファミリーや若年層を中心にマンション需要が高まり、近年は分譲・賃貸問わず物件が増え続けています。駅前にはショッピングモールやスーパーマーケットもあり、日常生活の利便性が高い環境です。

1-2．海と緑を感じられるウォーターフロント

駅の名前が示す通り、海に近い立地であるため、ウォーターフロントならではの開放感を味わえるのも品川シーサイド駅の魅力です。運河沿いや公園が整備されており、散策やジョギングをする住民も多く見られます。青空と海辺の風景が都心に居ながらのリゾート感を演出し、休日の癒しやリフレッシュの場としても人気が高いです。

1-3．利便性と落ち着きを両立する住環境

品川駅や大崎駅まで数駅という都心アクセスの良さに加え、駅周辺の交通量が極端に多すぎないため、居住エリアとしての落ち着きも確保されています。豊洲や天王洲アイルと同様、湾岸エリア特有のゆとりある街づくりが施されており、広々とした歩道や自転車道、緑地帯が整備されていることが特徴的です。都心に近くありながらも比較的静かな環境で暮らしたい人にとっては、魅力的な選択肢といえます。

2．品川シーサイド駅の歴史

2-1．りんかい線の開業と臨海副都心計画

品川シーサイド駅が位置するりんかい線は、東京臨海副都心開発の一環として整備され、1996年に一部区間が暫定開業。その後、2002年までに新木場〜大崎間が全通し、JR埼京線との相互直通運転が開始されました。これにより渋谷・新宿方面へのアクセスが飛躍的に向上し、沿線の品川シーサイドエリアも商業・居住地として注目を集めるようになります。

2-2．工業地帯からビジネス・住居エリアへ

品川シーサイド駅周辺は、昭和後期までは工業用地や倉庫街が広がっていました。しかし、バブル崩壊後も続く都心回帰や湾岸部再開発の波を受け、大規模なマンションやオフィスビルに置き換わっていきます。特に平成以降、大企業の本社移転や分譲マンションの建設が相次ぎ、現在のような洗練された街並みへと変貌を遂げました。

3．主要駅へのアクセス

3-1．りんかい線の利便性

大崎駅：約5分前後。JR山手線・埼京線・湘南新宿ラインなどへ乗り換え可能で、新宿・池袋・横浜方面へスムーズに移動。
渋谷駅（JR埼京線直通）：約13〜15分。都市型レジャーやショッピングに適したエリアへ直通で行ける。
新木場駅：約10分前後。東京メトロ有楽町線やJR京葉線に乗り換え可能で、東京駅・銀座方面へ好アクセス。

3-2．バスや自転車による近距離移動

駅前には都バスや私鉄バスが運行しており、北品川や天王洲アイル、大井町方面へも短時間で移動できます。自転車を活用すれば運河や海沿いの景色を楽しみながらの通勤通学も可能で、近年はシェアサイクルが普及しているため、短距離移動の選択肢が広がっています。

3-3．羽田空港・成田空港へのアクセス

大崎駅や品川駅を経由することで、成田エクスプレスや京急線、東京モノレールに乗り換えれば、国内外の空港への連携が容易。ビジネス出張や海外旅行が多い人にとっては利便性が高く、時間を効率的に活用できます。

4．品川シーサイド駅周辺の物件家賃相場

4-1．単身者向け（ワンルーム・1K）

駅から徒歩5分前後の築浅マンションなら月額10〜13万円程度が中心。セキュリティや共用設備が充実した物件が多く、都心や湾岸エリアへ短時間で行ける利点を考えると人気が高い。築年数や駅距離によっては8万円台の物件もあるが、早めに情報収集する必要があります。

4-2．カップル・DINKs向け（1LDK〜2LDK）

1LDKで15〜18万円、2LDKで18〜25万円前後が相場となっています。駅直結や高層マンションの場合はさらに高め。豊富な共用施設（ジムやラウンジなど）を備える分譲マンションの賃貸などは高額になる傾向が強いが、都心アクセスと快適さを両立できる点が魅力です。

4-3．ファミリー向け（3LDK以上）

3LDK以上で25〜40万円程度が目安。湾岸エリア特有の大規模マンションやタワーマンションが多く、駐車場や宅配ボックス、ゲストルームといった設備が整っているケースも多い。買い物施設や保育園・学校が徒歩圏にあるため、ファミリー層の需要が高まりつつあります。

5．品川シーサイド駅周辺の中古物件価格相場

5-1．中古マンション

駅から徒歩10分圏内の人気マンションでは、1平米あたり400〜600万円ほどが相場。

ワンルーム〜1LDK（30〜40平米）：4,000万〜8,000万円程度
2LDK〜3LDK（60〜80平米）：7,000万〜1億円近く

眺望の良い高層階やタワーマンションはさらに価格が上がる傾向にあります。再開発エリアで物件数が増えている反面、需要も高いため価格帯は全体的にやや上昇傾向です。

5-2．戸建・土地

埋立地や大規模開発が中心のエリアであるため、一戸建てや広い土地の流通は限られています。戸建てを希望する場合は隣接する下町風情の残るエリア（大井町や青物横丁方面）も選択肢に入れる人が多いです。価格帯としては地価上昇を反映し高水準にあります。

6．品川シーサイド駅周辺の周辺施設10選

ガスト大井町東口店（ファミリーレストラン）
- 概要：徒歩圏ではないが、駅からバスや自転車で大井町方面へ行く際に利用しやすい。洋食や和食を手軽に楽しめる。
- URL：ガスト
マクドナルドイオン品川シーサイド店（チェーン飲食店）
- 概要：イオン品川シーサイド内にあり、買い物ついでや仕事の合間に気軽に利用できる。朝マックや深夜営業も便利。
- URL：マクドナルド
イオン品川シーサイド店（スーパー）
- 概要：食品から日用品まで幅広く揃う大型店。24時間営業ではないが、夜遅くまで営業しているため仕事帰りにも立ち寄れる。
- URL：イオン
ローソン東品川シーサイド店（コンビニ）
- 概要：ATMや公共料金支払いにも対応。ちょっとした軽食や飲み物を買うにも便利な駅前コンビニ。
- URL：ローソン
ドラッグストアクリエイトSD 品川シーサイド店（ドラッグストア）
- 概要：医薬品や化粧品、サプリメントなどを扱う。イオンモール内にあるため買い物をまとめて済ませやすい。
- URL：クリエイトSD
ドン・キホーテ青物横丁店（ディスカウントショップ）
- 概要：りんかい線やバスでアクセスしやすい青物横丁エリアにあり、食料品から日用品、家電までディスカウント価格で購入可能。
- URL：ドン・キホーテ
ダイソーイオン品川シーサイド店（100円ショップ）
- 概要：イオンの中にあり、キッチン用品や文具などの日用雑貨を低価格で購入できる。まとめ買いにも便利。
- URL：ダイソー
阪急大井町ガーデン（ショッピングセンター）
- 概要：大井町駅近くに位置する複合商業施設。ファッションや雑貨、レストラン街があり、週末の買い物や食事に適している。
- URL：阪急大井町ガーデン
東京海洋大学品川キャンパス（大学）
- 概要：海事や水産学で知られる国立大学。研究施設などが整備されており、学術的な雰囲気が感じられる。
- URL：東京海洋大学
品川シーサイド公園（公園）
- 概要：駅から徒歩圏の緑地空間で、運河沿いの遊歩道が整備されている。ジョギングや散策に最適な癒しスポット。
- URL：品川区公式

7．まとめ

品川シーサイド駅は、りんかい線を利用して大崎や渋谷方面、新木場方面など複数の都心エリアへ短時間でアクセスできる利便性が魅力的です。かつて工業地帯や倉庫街としてのイメージが強かったこのエリアも、平成以降の都市再開発により大規模マンションやオフィスビルが次々と建設され、ビジネスと居住が共存する先進的な街並みへと変わりました。駅前にはイオンをはじめとする商業施設が充実し、日常生活での買い物や外食にも困らないうえ、下町風情を残す青物横丁や大井町にも近いことから、多彩なライフスタイルに対応できる点が大きな特徴です。

家賃相場や中古価格は都心エリア並みに上昇傾向があるものの、眺望の良い高層物件や共用施設が充実したマンションが多く、湾岸エリアらしい開放感を享受できることを考えれば十分魅力的といえます。住環境としての落ち着きを持ちながら、都心や湾岸主要エリアへのアクセスを重視する人にとって、品川シーサイド駅周辺は見逃せない候補地といえるでしょう。